【2月2日 AFP】グリッドガールの廃止で物議を醸しているフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)は1日、長年続けられてきたもう一つの慣習を変更した。興行主である米リバティメディア(Liberty Media)は、今季から決勝レースのスタート時刻が正時の10分後に設定され、一部を除く欧州ラウンドとブラジルGP(Brazilian Grand Prix)に関しては、これまでより1時間遅れで開始されると発表した。

 リバティメディアは声明で、「一部の放送局は正時に中継が始まるため、各GPではスタート直前の緊張感や興奮が見逃されていることがある」とすると、「この変更によって、テレビ視聴者はチームやドライバーとの距離が縮まり、赤信号が消える直前に繰り広げられる光景を存分に楽しむことができる」と述べた。

「さらに、欧州ラウンドとブラジルで行われる週末のレース時刻が変更になる。調査結果によると、多くのテレビ視聴者は、特に夏は夕刻にチャンネルを合わせることが判明した。これを受けて、前述の各GPでは週末のセッションスケジュールを1時間遅らせることになった」

 F1の新シーズンは、3月25日に決勝レースが行われるオーストラリアGP(Australian Grand Prix 2018)で開幕する。(c)AFP