【2月2日 AFP】(更新)キューバの故フィデル・カストロ(Fidel Castro)前国家評議会議長の長男が1日、自殺した。68歳だった。国営メディアが報じた。

 共産党機関紙グランマ(Granma)は「フィデル・カストロ・ディアスバラルト(Fidel Castro Diaz-Balart)氏が今朝、自らの命を絶った」と報じた。数か月前から重いうつ病の治療を受けていたという。

 ディアスバラルト氏は1949年9月1日、カストロ前議長と最初の妻のミルタ・ディアスバラルト(Mirta Diaz-Balart)さんの間に生まれた。

 旧ソ連で科学者としての道を歩み、キューバの原子力開発に寄与した。国家評議会科学顧問とキューバ科学アカデミーの副理事長を務めていた。

 国営メディアによると、葬儀は親族が執り行うという。(c)AFP