【1月31日 AFP】2017-18アルペンスキーW杯は30日、スウェーデンのストックホルムで男女の回転第10戦がパラレル方式で行われ、マルセル・ヒルシャー(Marcel Hirscher、オーストリア)は準々決勝で敗退し、クリスタルグローブ獲得は持ち越しとなった。

 ヒルシャーはこの大会を勝利すれば回転の年間タイトルが確定するはずだったが、総合6連覇中の王者は準々決勝でスイスのルカ・アエルニ(Luca Aerni)に敗れた。

 スイスのラモン・ツェンヘウゼルン(Ramon Zenhaeusern)が地元期待のアンドレ・ミーラー(Andre Myhrer)を破り、W杯初優勝と初表彰台を同時に達成した。また、昨年はストックホルムで栄冠に輝いたリナス・シュトラッサー(Linus Strasser、ドイツ)が3位決定戦でアエルニを退け、表彰台に食い込んだ。

 アルペンスキーW杯は、男子はこれが平昌冬季五輪前の最後の大会。ヒルシャーは平昌で自身初の五輪金メダルを狙っている。

 女子では、年間首位を独走する米国のミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin)が今大会には出場せず、ノルウェーのニナ・レセト(Nina Haver-Loeseth)がスイスのウェンディー・ホルドナー(Wendy Holdener)を破って優勝した。

 シフリンは、ペトラ・ブルホバ(Petra Vlhova、スロバキア)が準々決勝進出を逃していれば、欠場にもかかわらず回転の年間優勝が決まっていたが、ブルホバが3位に入ったことでこちらも確定はお預けとなった。(c)AFP