【1月31日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは30日、第25節が行われ、アーセナル(Arsenal)はスウォンジー・シティ(Swansea City)に1-3で敗れた。アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は試合後、確実視されているピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)の加入はまだ決まっていないと話しつつ、オリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)の今冬の退団を容認するような口ぶりをみせた。

 オーバメヤンは同日午後にクラブ施設へ姿を見せたようだが、ベンゲル監督はドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)との交渉が移籍期限の31日までに完了するとは明言しなかった。オーバメヤンはクラブ史上最高の6000万ポンド(約92億円)で加入すると報じられている。

 一方のジルーは、1800万ポンド(約28億円)でのチェルシー(Chelsea)移籍が迫っていると伝えられている。しかし試合後のベンゲル監督は、ジルーの退団とオーバメヤンの獲得について多くを語らなかった。

 オーバメヤンの件に決着はつきそうかとの問いかけに、監督は「あしたお知らせする」と返答。話がまとまる自信はあるかと聞かれると「自信はなんの保証にもならない。近年の移籍交渉はそれくらい複雑だ」と答えた。

 ジルーについても、この日のスウォンジー戦がアーセナルでの最後の試合だとは言わず、去就は「あしたすべて決まる」と話すにとどめた。ジルーはこの日、終盤に交代出場でピッチに立ったが戦況を変えるには至らず、チームはリーグ下位に沈む相手に逆転負けを喫した。

 しかし、監督がジルーについて過去形で語ったことを考えると、同選手のアーセナルでの日々は6年を待たずに終わりを迎えようとしているようにみえる。チェルシーとの交渉が決裂した場合、ジルーはドルトムントへ行くとも言われている。

「オリヴィエはこのクラブに大きく尽くしてくれた。決して期待を裏切らず、何度もチームを救ってくれた。今夜も行けるかと聞いたが、まったく問題はなかったよ。フランス代表でも主力に成長したし、以前からトップクラスだ」

「しかし、どこへ行くかといった話はあまりしたくない。オリヴィエはアーセナルの選手だが、同時に出場機会を必要としている。彼にとって状況が思わしくない時期もあった」

 この日のアーセナルは、前半にナチョ・モンレアル(Nacho Monreal)のゴールで先制しながら、1分も経たないうちにサム・クルーカス(Sam Clucas)に同点ゴールを浴びると、守護神ペトル・ツェフ(Petr Cech)の信じられないミスからジョルダン・アイェウ(Jordan Ayew)に逆転ゴールを許し、最後は終了4分前にクルーカスに2点目を決められた。

 アーセナルはこれで年明けからアウェー未勝利が続いている。ベンゲル監督は「攻撃も守備も力強さがなかった」と話した。

「ミスは誰にでもあるし、その中には説明がつかないものもある。それでもあれは、今夜のわれわれに質の高さと集中力がなかった象徴と言えるだろう。相手の方が決定力が上だった。自信の面でも問題があったかもしれない」 (c)AFP/Graham Thomas