【1月30日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が30日に行う一般教書演説の招待状につづり間違いがあり、議員らの嘲笑の的になっている。一般教書「State of the Union」のUnionが「Uniom」と誤って書かれていた。トランプ政権は本人のツイートを含めて表記ミスを連発している。

 一般教書演説は大統領が年に一度、連邦議会の上下両院合同会議で内政や外交の展望を示す重要な演説。トランプ氏にとっては今回が就任後初めてとなる。

 招待状を受け取った民主党のラウル・グリハルバ(Raul Grijalva)下院議員はツイッター(Twitter)への投稿で、公共教育制度を損なうとの批判もある政策を進めるベッツィー・デボス(Betsy DeVos)教育長官の名を挙げ、「つづりのチェックをしているのはどうやらデボス長官らしい」と皮肉った。

 トランプ氏と大統領選で共和党指名候補の座を争ったマルコ・ルビオ(Marco Rubio)上院議員もツイッターで「明日のState of the Uniomを楽しみにしている」とからかった。

 もっとも、招待状の作成はホワイトハウス(White House)ではなく下院の守衛官が担当している。守衛官室の報道担当者は29日、「招待状に誤植があった」と認めたうえで、修正した招待状を配布し直していると説明した。

 トランプ氏はツイッターでよくスペルミスをしており、昨年1月の大統領就任式後には米国の第45代大統領と務めることを「光栄に思う(honored)」とするところ「honered」と誤記。また「covfefe」という謎の単語も書き込んでインターネット上で話題となった。(c)AFP