【1月29日 AFP】米男子ゴルフツアー、ファーマーズ・インシュアランス・オープン(Farmers Insurance Open 2018)は28日、米カリフォルニア州ラホヤ(La Jolla)のトーリーパインズGC(Torrey Pines Golf Course)で最終日が行われ、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は手術した腰の状態を過酷な実戦で確かめながら、復帰初戦となる大会を23位で終えた。大会はプレーオフ途中で日没順延となっている。

 自身最後のメジャー制覇となる2008年の第108回全米オープン選手権(2008 US Open Championship)を含め、通算8勝を挙げているトーリーパインズで、元世界ランキング1位の最終日のスコアはイーブンパーの「72」。バーディーとボギーを4回ずつ記録し、通算3アンダーの23位タイでフィニッシュした。

 それでもウッズは「きょうはこれまでよりもかなり良いプレーができた」と話し、コースに吹き荒れた強風について「タフなコンディションで、スコアを出すのは厳しかった」と続けた。

 風の影響もあって最終日は長丁場の戦いとなり、プレーオフではライアン・パーマー(Ryan Palmer、米国)が1ホール目で脱落したものの、ジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)とアレックス・ノレン(Alex Noren、スウェーデン)の争いは5ホールを終えても決着がつかず、日没順延で29日に持ち越された。

 通算10アンダーを記録したデイ、ノレン、パーマーと7打差がついたウッズは、パーオンが4日間で56回中わずか17回にとどまったが、グリーンまわりでさすがの技術を披露し、パットを確実に沈めてアンダーパーを維持した。

 そして何よりも重要なのが、2月のジェネシス・オープン(2018 Genesis Open)出場を見据える中で、腰に異変が生じなかったことだった。ジェネシス・オープンはカリフォルニア州ロサンゼルスのリヴィエラ・カントリークラブ(Riviera Country Club)で2月15日から18日に開催される。(c)AFP/Rebecca BRYAN