【1月28日 AFP】イラン南部ファールス(Fars)州で27日、イラン革命防衛隊とイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の戦闘があり、革命防衛隊の兵士3人とIS側の数人が死亡した。また、IS側の16人が拘束された。革命防衛隊が公式ウェブサイトSepahnewsで明らかにした。

 同ウェブサイトは革命防衛隊地上部隊の司令官によるコメントとして「テロリストは国境の複数の町と国の中央で攻撃を仕掛けようとしていた」と伝えた。

 同ウェブサイトはこれに先立ち、IS戦闘員がイラン西部の対イラク国境から侵入したと伝えていた。

 イランはシリア政府を支援する主要国の一つ。また、シリアとイラクに軍事顧問や数千人の「志願兵」を派遣し、IS掃討に協力してきた。

 イランの首都テヘラン(Tehran)では昨年6月、国会議事堂と故ルホラ・ホメイニ(Ruhollah Khomeini)師の墓廟(びょう)が武装集団の襲撃を受け、17人が死亡する事件があり、ISが犯行声明を出していた。

 イラン当局はその後、襲撃に関与したとみられるイスラム過激派戦闘員を追跡し、数人を殺害。また、ここ数か月、国内の数地域でIS構成員とみられる容疑者数十人を拘束したと発表している。(c)AFP