【1月28日 AFP】フィギュアスケート四大陸選手権(ISU Four Continents Figure Skating Championships 2018)は27日、台湾の台北で男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、中国の金博洋(Boyang Jin、ジン・ボーヤン)が優勝し、宇野昌磨(Shoma Uno)は2位となった。

 20歳の宇野は4回転ジャンプで1回転倒したが、序盤のミスを引きずらずに滑れたと話し、「まだやらなくてはならないことがあるし、ジャンプの質にも改善の余地があるとわかったのが良かった」と語った。

 優勝した金は、平昌冬季五輪へ自信のつくタイトルだとコメント。金は12月のグランプリ(GP)ファイナルを足首のけがで欠場し、これが復帰戦だったが、映画『スターウォーズ(Star Wars)』の楽曲群に乗せたFSを終えて合計300.95点を記録。米国のジェイソン・ブラウン(Jason Brown)が3位に入った。

 演技後に報道陣の質問に答えた金は、今はこれまでにないくらい厳しい練習を積んでいると話し、五輪でのさらなるレベルアップへ意欲を見せた。

「自信が増したし、平昌ではショートプログラム(SP)とフリーの両方で完璧な演技をすることに挑戦したい。順位はあまり気にしていない。とにかく今回よりもさらに完璧な演技をしたいと思っている」

 女子シングルでは、優勝した坂本花織(Kaori Sakamoto)を筆頭に日本勢が表彰台を独占。ペアでは、北朝鮮の五輪参加表明で注目を集めた廉太鈺(Ryom Tae-Ok、リョム・テオク)/金柱希(Kim Ju-Sik、キム・ジュシク)組が3位に入り、国際大会では初めてとなるメダルを獲得した。(c)AFP