【1月27日 AFP】政府軍と反体制派の戦闘が激化しているコンゴ民主共和国から今月24~26日までの3日間で7000人近い避難民がマットレスやスーツケースなどの家財道具を船に積んでタンガニーカ湖(Lake Tanganyika)を渡り、隣国ブルンジに入っていたことが分かった。ブルンジ警察が26日に明らかにした。

 コンゴ民主共和国東部の南キブ(South Kivu)州では政府軍と反体制派の衝突が激化している。

 ブルンジ警察によれば、24日以降、政府軍と民兵組織ヤクトゥンバ(Yakutumba)との戦闘を逃れるために同国からブルンジに渡り、難民として登録した人々は合計6692人に上る。ただし避難民流入のペースは落ちてきているようだという。

 ある人権活動家はAFPに対し、「昨日(25日)のタンガニーカ湖は、避難民と彼らの家財道具をぎっしり積んだありとあらゆる大きさの船でほぼ埋め尽くされ、ものすごい眺めでした」と語った。

 ブルンジに入った避難民の一人は「生活環境は極めて厳しい」と話した。「大多数の人間が食料や水もなく、トイレもない」 (c)AFP