【1月25日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)の加盟国内で、国際親善試合にかわって新設されるUEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2018-19)の組み合わせ抽選が24日に行われ、世界王者のドイツがフランスとオランダ、またイングランドはスペインとクロアチアと同組になることが決まった。

 2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)は予選敗退に終わったイタリアは、その誇りを取り戻すべく、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)擁するポルトガル、そしてポーランドと対戦する。

 国際親善試合は無意味だという批判を受けてUEFAが考案した今大会は、ランキング上位12か国が「リーグA」に位置付けられ、3チームずつ4組に振り分けられる。リーグAの残り1組はベルギー、スイス、アイスランドという顔ぶれになっている。

 リーグAの下にも三つの「リーグ」があり、Bは同組になったウェールズ、アイルランド、デンマークなどの12か国、Cが15か国、Dが16か国で構成される。

 大会はまず、3または4チームで構成される全16組が、2018年9月から11月にかけてグループリーグを戦い、リーグAでは各組1位が「ファイナルフォー」に進出。2019年の6月5日から9日にかけてトーナメント形式で試合を行い、優勝チームを決める。

 また、リーグAからCでは各グループ最下位の国が次回大会で一つ下のカテゴリーに降格し、BからDの各組1位チームは昇格する。

 その他にも、各リーグには一つずつ2020年の欧州選手権(Euro 2020)本大会の出場権という「ニンジン」が与えられ、仮に従来の欧州選手権予選で敗退し、本大会に出場できる20か国の枠を逃した場合でも、2020年3月に行われるネーションズリーグのトーナメント形式のプレーオフを制した4チームは、本大会に出場できる。(c)AFP