【1月25日 CNS】三菱東京UFJ銀行(Mitsubishi UFJ)は日系企業として初めて、人民元建て債券のパンダ債を中国の銀行間市場で発行した。私募債としても初めてのケースとなる。

 海外の金融機関が中国資本市場を利用した成功例の一つで、中日両国の金融当局が提携した重要な成果と言える。

 市場の分析によると、今回の発行は今後のモデルケースとなり、企業などさらに多くの国際的な発行主体による中国資本市場への参加を促すとみられる。

 発行の主幹事は中国銀行。発行額は10億元(約172億9000万円)で償還期限は3年、額面年利率は5.3%。

 中国銀行は近年、国内外の為替レートの一体化に力を入れ、国際金融機関へ債務融資サービスを提供している。(c)CNS/JCM/AFPBB News