【1月24日 AFP】オーストリアのシュラートミング(Schladming)で23日に行われた2017-18シーズンのアルペンスキーW杯男子回転第9戦で、滑走に臨むヘンリク・クリストファーセン(Henrik Kristoffersen、ノルウェー)がファンから雪を投げつけられる場面があった。

 2本目の滑走中に投げられた雪は、23歳のクリストファーセンに当たらなかったものの、同選手はフィニッシュ後に怒りをあらわにしている。大会はマルセル・ヒルシャー(Marcel Hirscher、オーストリア)が母国優勝を飾り、クリストファーセンは2位に終わった。

 オーストリア中部ザルツブルク(Salzburg)に住んでいるクリストファーセンは「本当に腹が立った。敬意を欠いている。オーストリアを愛しているし、シュラートミングでのレースは自分にとってホームだと感じていたのでなおさらだ」とコメント。 優勝したヒルシャーも「それは過去に自分の身にも起きた。褒められたことではない」と語っている。

 1本目でクリストファーセンを0.2秒上回ったヒルシャーは、2回目で最速タイムを記録し、合計1分43秒56で優勝した。28歳のヒルシャーは総合7連覇を目指しており、現在クリストファーセンに174ポイント差で首位に立っている。

 ヒルシャーは21日、同じくオーストリアのキッツビューエル(Kitzbuehel)で行われた第8戦でクリストファーセンに敗れたが、この日の第9戦ではホームのファンに歓喜をもたらした。(c)AFP