【1月24日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は23日、ハビエル・マスケラーノ(Javier Mascherano)が1月に退団すると発表した。同選手は中国スーパーリーグ(1部)の河北華夏幸福(Hebei China Fortune)への移籍が報じられている。

 クラブのウェブサイトで「ハビエル・マスケラーノは7年半過ごしたFCバルセロナを去る」と発表したバルセロナは、33歳のマスケラーノが24日に退団会見を行い、25日に行われるRCDエスパニョール(RCD Espanyol)とのスペイン国王杯(Copa del Rey 2017-18)準々決勝第2戦でファンに別れを告げると明かしている。

 バルセロナはマスケラーノの今後については言及していないが、スポーツ紙ムンド・デポルティーボ(Mundo Deportivo)は「次の金曜日(26日)に新たなクラブ、河北華夏幸福の一員になる。このクラブはスペイン南部のマルベーリャ(Marbella)でプレシーズンを過ごしている」と伝えた。

 昨年12月に日刊紙スポルト(Sport)は、両クラブが移籍金1000万ユーロ(約13億円)で合意したものの、マスケラーノの後任獲得が条件と伝えていたが、バルセロナはコロンビア代表のDFジェリー・ミナ(Yerry Mina)との契約に成功している。

 マスケラーノは2010年にイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)からバルセロナに加入し、以来リーグ4回、スペイン国王杯(Copas del Rey)4回、スペイン・スーパーカップ3回、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)2回、欧州スーパーカップ(UEFA Super Cup)2回、クラブW杯(FIFA Club World Cup)2回の優勝を経験している。

 マスケラーノはバルセロナで通算334試合に出場。同クラブでプレーしたスペイン出身選手以外では、リオネル・メッシ(Lionel Messi)とダニエウ・アウベス(Daniel Alves)に次ぐ出場数となっている。2017年4月に7-1で勝利したオサスナ(CA Osasuna)戦では、チームメートから請われて蹴ったPKを決め、スペインで唯一の得点を記録した。 (c)AFP