【1月24日 AFP】マレーシアの首都クアラルンプール郊外シャーアラム(Shah Alam)で22日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏を殺害した罪に問われているインドネシア国籍のシティ・アイシャ(Siti Aishah)被告とベトナム国籍のドアン・ティ・フオン(Doan Thi Huong)被告の公判が再開された。

 アイシャ被告の弁護士は報道陣に対し、金氏の携帯電話などの証拠品が公判で提示されないのは大きな障害と指摘し、「(金氏の)携帯があれば、金氏の動きを北朝鮮側に明かした人物が分かる」と話した。検察によれば、携帯を含めた金氏のほとんどの所持品は事件後、遺体とともに北朝鮮へ送られている。(c)AFP