【1月24日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の掃討作戦を続けている米主導の有志連合は23日、シリアのユーフラテス渓谷(Euphrates Valley)中流域で行った空爆作戦で、IS戦闘員を最大150人殺害したと発表した。

 ISはシリアでかつて支配下に置いていた領域の大半を失っているが、ユーフラテス渓谷中流域沿いにはなお残党が潜んでいる。

 有志連合の声明によると、空爆は20日、シリア東部デリゾール(Deir Ezzor)県アルシャファ(Al-Shafah)近郊のIS司令部に対して実施された。司令部には当時、戦闘員らが活動のために集結していたとみられるという。

 米中央軍(US Central Command)のアール・ブラウン(Earl Brown)報道官は「激しい戦闘が今も続いている。勢力を立て直そうとする者らの追跡を続けている」と説明した。

 有志連合によると今回の空爆に当たっては、米軍の支援を受けてISと戦っているクルド人とアラブ人の合同部隊「シリア民主軍(SDF)」が標的の観測を支援した。(c)AFP