【1月24日 AFP】イングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2017-18)は23日、準決勝第2戦が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)が3-2でチャンピオンシップ(2部)のブリストル・シティ(Bristol City)に勝利し、2試合合計スコア5-3で決勝に進出した。

 ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)政権下での初タイトルに王手をかけたシティは、今季のプレミアリーグで首位を独走。FAカップ(FA Cup 2017-18)と欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)でも勝ち進んでおり、前人未到の4冠達成の可能性を残している。

 本拠地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)での第1戦を2-1で終え、最少得点差でアシュトン・ゲート(Ashton Gate)に乗り込んだシティは、リロイ・ザネ(Leroy Sane)とセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)のゴールで2点を先行し、グアルディオラ監督体制初の決勝進出に向けて試合を優位に進めた。

 しかし、諦めないブリストルは後半19分にマーロン・パック(Marlon Pack)が1点を返すと、終盤にはアデン・フリント(Aden Flint)のゴールで同点に追いついたが、シティは試合終了直前にケビン・デ・ブルイネ(Kevin De Bruyne)の得点で勝ち越し、勝利を確実なものとした。

 決勝でシティは、24日にエミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)で行われるアーセナル(Arsenal)対チェルシー(Chelsea)の勝者と対戦する。アーセナルとチェルシーの第1戦は0-0に終わっている。

 昨季からシティの指揮官に就任し、指導者としてキャリア初の無冠に終わったグアルディオラ監督は、英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に「決勝という舞台に立てることをうれしく思う」とコメントした。

「2-0までは素晴らしいプレーだったが、その後はコントロールを失ってしまった。こういった試合では最後まで勝負は分からない。これは今後のFAカップ、チャンピオンズリーグに向けて教訓になる。2-0の時点で相手は3点、4点が必要になったのでわれわれは油断してしまった。残り1分で2-2となり、何が起きてもおかしくない状況になった」

 グアルディオラ監督はまた、ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われる決勝に進んだことについて「個人的なことは関係ない。別の次元に行こうとしているマンチェスター・シティにとって重要なことだ」と語っている。

「獲得したトロフィーの数で評価されることは承知しているが、われわれはとても満足している。チームが成し遂げていることは誰にも否定できないが、チェルシーとアーセナルは強敵だ」(c)AFP