【1月24日 AFP】(更新)米上院は23日、連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に現FRB理事のジェローム・パウエル(Jerome Powell)氏(64)を充てる人事を賛成多数で承認した。

 採決では賛成85、反対12だった。パウエル氏は来月退任するジャネット・イエレン(Janet Yellen)議長の後任となる。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領はイエレン氏の交代により、バラク・オバマ(Barack Obama)政権の遺産をさらに取り除く形となる。大統領がFRB議長を再任させなかったのは約40年ぶり。

 識者らは、トランプ氏はパウエル氏の起用を通じて、オバマ氏が指名した議長を排除するとともに、緩やかで慎重な利上げというイエレン氏の政策継続を支持していると市場にシグナルを送れたとみている。(c)AFP