【1月23日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)の男子シングルスで準々決勝進出を決めたテニス・サングレン(Tennys Sandgren、米国)の母が、テレビ観戦で息子の勝利を喜びすぎた結果、肋骨(ろっこつ)を折っていたことが分かった。

 サングレンは今大会、2回戦で2014年大会覇者スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を倒すと、22日に行われた4回戦では第5シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)を撃破し、メルボルンパーク(Melbourne Park)で旋風を巻き起こしている。

 しかし、四大大会(グランドスラム)で自己最高の結果を出している息子の活躍は、母リア(Lia)さんにとってはすごすぎたようで、テネシー州の自宅で興奮のあまり飛び跳ね回った結果、ビリヤード台に激突して肋骨を折ってしまったのだという。

 今大会は競技名と同じ発音のファーストネームに注目が集まっている26歳のサングレンは試合後、リアさんは自身の応援団と自宅の地下室で観戦していたといい、「彼らは喜びながら飛び跳ね回っていたみたいだ。そうしたら母はビリヤード台にぶつかって、肋骨を折ってしまったらしい。やってしまったね」と語った。

「結構心配したよ。母は痛みの程度を説明していた。タフな女性だけど、正直言って『病院に行かないとだめだよ』と思った。心配したけど、最終的には病院へ行ってくれた」

 ここ20年の全豪オープンで2人目となる初出場での8強入りを果たしたサングレンは次戦、準決勝進出をかけてチョン・ヒョン(Hyeon Chung、韓国)と激突する。(c)AFP