【1月23日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)は22日、男子シングルス4回戦が行われ、世界ランキング97位の伏兵テニス・サングレン(Tennys Sandgren、米国)が6-2、4-6、7-6(7-4)、6-7(7-9)、6-3で大会第5シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)を破り、準々決勝へ駒を進めた。

 約4時間に及ぶ死闘を制し、ここ20年ではニコラス・エスキュデ(Nicolas Escude)氏以来2人目となる初出場での8強入りを決めたサングレンは次戦、同日行われた試合でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を破るなど、こちらも大物食いを続けているチョン・ヒョン(Hyeon Chung、韓国)と対戦する。

 ここ4年間はメルボルンで一度も予選を突破できなかった26歳のサングレンだが、今大会では2014年大会覇者のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を2回戦で倒すと、この日は現世界ランク5位のティエムを撃破。四大大会(グランドスラム)の本戦で勝利を挙げたのは今大会が初めてだったが、ここ数日間の結果に本人も自信をつかんだという。

「最初の3試合は予想以上の結果だったが、きょうのは今までにないくらいハードワークして勝ち取った勝利。(試合が終わったときは)顔をつねってほしいと思った。『これは現実だよね。もし夢だったら最悪だよ!』と思った」

「試合で自分が良いプレーをする能力があるのは分かった。そこは確認できた。サーブも良いし、自分のサービスゲームをしっかりキープできれば、誰とだって戦えるんだ」 (c)AFP/Robert SMITH