【1月22日 AFP】17NFLは21日、プレーオフのカンファレンス決勝が行われ、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)とフィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)が第52回スーパーボウル(Super Bowl LII)進出を決めた。

 昨季王者のペイトリオッツはアメリカン・カンファレンス(AFC)決勝でQBトム・ブレイディ(Tom Brady)が第4クオーターに2本のタッチダウンパスを通し、24-20でジャクソンビル・ジャガーズ(Jacksonville Jaguars)を下し、ここ4シーズンで3度目となるスーパーボウル進出を決めた。

 一方のイーグルスは、今季NFLで最高の守備力を誇るミネソタ・バイキングス(Minnesota Vikings)をナショナル・カンファレンス(NFC)決勝で38-7と圧倒した。

 ペイトリオッツのスーパーボウル進出は史上最多を更新する10度目。2月4日にミネソタ州ミネアポリスで行われる一戦では、ピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)に並ぶ最多6度目の戴冠を目指す。

 両チームは2004年シーズンのスーパーボウルで対戦しており、その時はブレイディが2本のタッチダウンパスを成功させてペイトリオッツが24-21で勝利し、4季で3度目となるタイトルを獲得した。ペイトリオッツは2週間後にも同様に、直近4季で3度目となる優勝を狙う。

 17日の練習中に右手を縫う傷を負ったブレイディ擁するペイトリオッツは、第2クオーターにロブ・グロンコウスキー(Rob Gronkowski)が脳振とうで試合を退いた。それでも、40歳のブレイディは38本中26本のパスを成功させると、第4クオーターだけで138ヤードを記録し、試合を通じて290ヤードを獲得した。

 ペイトリオッツはブレイディが9ヤードのタッチダウンパスをダニー・アメンドーラ(Danny Amendola)に通し、残り8分44秒で17-20と点差を詰めた。

 その後、アメンドーラはパントリターンで20ヤードを戻して敵陣30ヤード付近まで入り込むと、さらにダイビングキャッチを見せ、その3プレー後にはエンドゾーンで4ヤードのタッチダウンパスをジャンピングキャッチして、曲芸のようなつま先での着地で決勝点を記録した。

「本当に最高だ、こういう試合をものにできるチームにいることは本当に凄いこと。最高だ。なんとしても勝つと言っていた。後半は素晴らしかった。チームを誇りに思う」と語ったブレイディは、試合前に大きな懸案事項となっていた利き手のけがについてようやく口を開いた。

「かなりしっかりと切れた。手は尽くしたよ。かなりひどい状態ではあった。水曜日(17日)、木曜日、金曜日はかなり不安もあった。土曜には少し自信が戻ってきて、僕らは勝つだけのことをやった」