【1月22日 AFP】東京都文京区で22日、弾道ミサイルの飛来を想定した避難訓練が行われ、近隣住民およそ250人や会社員らが参加した。都内で同様の訓練が行われるのは第2次世界大戦(World War II)後で初めて。近くでは訓練に反対する抗議活動も行われた。

 東京ドームシティ(TOKYO DOME CITY)では「ただいまミサイル発射情報が発表されました。屋外にいる方は落ち着いて近くの建物や地下道に避難してください」というアナウンスが放送された。職員が「ミサイルが発射されました」と走りながら呼び掛ける中、参加者らは建物や近くの地下鉄駅内へと避難。そして数分後にミサイルが通過したとのアナウンスが流された。

 地下鉄駅内にいた大学生の男性(20)は、何もしないよりかは訓練をしたほうがいいと思うが、北朝鮮によるミサイル攻撃がないよう祈っていると述べた。

 抗議活動を行っていた元小学校教師の女性(77)は訓練に反対の意思を示し、戦争を助長するものだと非難した。(c)AFP/Kyoko HASEGAWA