【1月22日 AFP】(更新)全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)は22日、男子シングルス4回戦が行われ、連覇を狙う大会第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は6-4、7-6(7-3)、6-2で世界ランキング80位のマートン・フチョビッチ(Marton Fucsovics、ハンガリー)に快勝し、自身14度目の準々決勝進出を決めた。

 初対戦となった世界ランキング80位のフチョビッチを相手に、ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で約2時間で勝利したフェデラーは次戦、第19シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)と顔を合わせる。フェデラーは2004年の初対戦から19勝6敗と通算成績で勝ち越している。

 フェデラーは母国で1週間ともに練習をしたこともあったフチョビッチについて「彼は非常に良いプレーをしたと思う。速いコンディションだったから、頭を素早く使って仕留めなくてはいけなかった。そうした中で彼はよくやっていたと思う」と語った。

「2セットダウンに追い込まれるのは常に厳しいが、彼は非常にクリーンかつ安定したプレーをしていた。2セットを取って、さらに1ブレークアップするまでは苦戦したよ」

 また、同日行われた試合で第25シードのファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)を6-1、6-4、6-4で退けたベルディハとの一戦については「彼の試合は見た。派手なショットを打っている。去年は腰の問題もあったから彼の結果はうれしく思う」とした上で「でも昨年はここで彼を相手に3回戦で良い試合をした。だから彼はそれとは逆にリベンジしたいと思っているだろう」と警戒した。

 1968年のオープン化以降では最多となる四大大会(グランドスラム)通算52度目の準々決勝へ駒を進めたフェデラーは、この日の白星で全豪オープンの勝利数をウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)と並ぶ91に伸ばしている。(c)AFP