【1月22日 AFP】(更新)全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)は22日、女子シングルス4回戦が行われ、大会第21シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)は4-6、7-6、6-2で台湾の謝淑薇(Su-Wei Hsieh、シェ・スーウェイ)を下し、2年ぶり2度目の優勝へ望みを残した。

 最初の2セットは謝のドロップショットやロブを交えた多彩なテニスに翻弄(ほんろう)され、コートを走り回されたケルバーは「まずは彼女をたたえたい。素晴らしい試合をしていたし、本当に良いボールを打っていた」と話し、自身初の四大大会(グランドスラム)8強入りを目指したダブルス元世界ランキング1位の戦いぶりを称賛した。

「彼女のプレーは称賛に値する。ここまでの3試合もね。2018年は彼女を見る機会がたくさん増えると思う」

 ケルバーはこの日、2回戦でウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)女王のガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)、3回戦では元世界ランク2位のアニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)を倒して勝ち上がってきた謝の対応に苦しみ、第1セットを先取された。

 第2セットも一時は4-5と追い込まれたが、自身のサービスゲームをキープして5-5に並ぶと、続く第11ゲームでついにブレークに成功し、雄たけびを上げた。続くサービングフォーザセットをラブゲームで締めくくると、勢いが止まった謝は最終セット開始直後にブレークを献上。最後も再び自身のサービスゲームで崩れ、元女王が2時間8分の熱戦を制した。

 ケルバーは次戦、準決勝進出をかけて第17シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)と対戦する。キーズは同日行われた試合で第8シードのキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia、フランス)に6-3、6-2で勝利している。(c)AFP