【1月22日 AFP】17-18フランス・リーグ1は21日、第22節の試合が行われ、オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)はメンフィス・デパイ(Memphis Depay)が終了間際に劇的決勝点を挙げ、10人のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)から勝利を挙げた。2位のリヨンはこの白星で、首位PSGとの勝ち点差を8に縮めている。

 本拠地グルパマ・スタジアム(Groupama Stadium)でリヨンは前半2分、ナビル・フェキル(Nabil Fekir)の見事なFK弾で先制点を挙げた。PSGのGKアルフォンス・アレオラ(Alphonse Areola)は右サイドからのプレースキックでクロスが上がることを予期していたが、フェキルはシュートを放つと、ボールはポストに当たってネットを揺らした。

 それでも、PSGはハーフタイム直前に左サイドバックのライヴィン・クルザワ(Layvin Kurzawa)が強烈なボレーシュートで試合を振り出しに戻した。

 しかしPSGは後半12分、ダニエウ・アウベス(Daniel Alves)がファウルを犯すと、この判定に激高。異議を唱えたとしてレッドカードを受けて、10人での戦いを余儀なくされた。

 するとリヨンは後半ロスタイム4分、ペナルティーエリア外で途中出場のデパイがボールを受けると、ゴール左隅にカーブをかけたシュートをたたき込んだ。

 リヨンのフェキルは試合後「最初はクロスを狙っていた。けど、GKがゴールの反対側によっていたんだ。(PSGに追い付くのは)難しいだろう。僕らの目標は欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の出場権獲得だ」とコメントしている。

 PSGはネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が太ももの負傷で欠場し、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が先発出場。しかし、前半に頭部から流血したエムバペは、その後リヨンのGKアントニー・ロペス(Anthony Lopes)と交錯して途中交代となった。

 また、前節の試合でズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)の持つクラブ歴代最多得点記録に並んでいたエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)は、無得点で新記録樹立はならなかった。(c)AFP