【1月22日 AFP】フランスは、2025年の万国博覧会(World Expo)の誘致を断念し、立候補を取り下げた。現地メディアが報じた。同国は2023年にラグビーW杯(Rugby World Cup)、翌2024年にパリ五輪の開催を予定しており、それに伴う財政リスクが撤退理由だという。

 この決定は、エドゥアール・フィリップ(Edouard Philippe)首相が19日に、万博誘致関係者らへの書簡で表明したと、仏日曜紙ジュルナル・デュ・ディマンシュ(Le Journal du Dimanche)が21日に伝えた。

 フランスが最後に万博を開催したのは1900年。その前年、同様の行事でエッフェル塔(Eiffel Tower)が披露された。

 フランスの撤退で、残る立候補地は大阪、ロシアのエカテリンブルク(Yekaterinburg)、アゼルバイジャンの首都バクーの3か所となる。開催国は、11月15日に発表される予定。(c)AFP/David ARRODE et Anne-Pascale REBOUL