【1月21日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)は21日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第6シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)は、第10シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)に6-7(2-7)、6-3、7-6(7-0)、7-6(7-3)で勝利し、準々決勝に進出。四大大会(グランドスラム)通算100勝目を飾った。

 全米オープン(US Open Tennis Championships)優勝経験者のチリッチは、3回あったタイブレークのセットの2回を奪うなど、重圧のかかる場面でカレーニョ・ブスタを上回り、大事なポイントをものにして3時間27分で試合を制した。

 準々決勝では第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と第24シードのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)の勝者と対戦する。

 チリッチの全豪ベスト8はこれが2回目。自身11回目のグランドスラム8強入りは、クロアチアの選手としてはゴラン・イワニセビッチ(Goran Ivanisevic)氏に並ぶ最多記録となった。

 チリッチは「波の大きい試合で、パブロには特に第3セットですごく苦しめられた。2回も1ブレークアップにされて、精神的に難しかった。蒸し暑くてキツいコンディションの中、タフなラリーがたくさんあったから、気持ちを切らさず、最後まで良いプレーができて満足している」と話した。

 チリッチは20本のサービスエースを決め、相手のゲームを6回ブレークした。ウイナーは73本を記録し、長いラリーの大半でポイントを取った。

「これが僕のプレースタイルだ。パブロはベースラインでものすごく堅実で、フォアでもバックでも最高のショットを打てる。それにきょうはサーブが本当に良かった。激戦だったし、あれだけの良いタイブレークを戦えて本当にホッとしている」

 次戦はナダルかシュワルツマンとの対戦となるが、それでもチリッチは「1回戦から厳しい相手とすごく良いテニスができているし、次の試合が本当に楽しみだ。もちろん大きな挑戦になる」と話した。(c)AFP