【1月22日 AFP】17-18スペイン1部リーグは21日、第20節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がリーグ戦での不調を断ちきる2得点を挙げるなど、下位に沈むデポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)に7-1で勝利し、4位の座を守った。

 18位のデポルティボとの一戦を前に今季リーグ戦でわずか4得点となっていたロナウドだったが、ボレーシュートとダイビングヘッドでゴールを決めた。

 ロナウドは自身2点目のゴールを決めた際に、デポルティボのファビアン・シェア(Fabian Schar)の足が顔に入り流血した。ロナウドは止血のためにピッチからいったん出たが、その際に医療スタッフに携帯電話を要求。そのカメラを自らに向けて、顔の傷の状態を自ら確かめていた。

 前日の試合でビジャレアル(Villarreal CF)が2-1でレバンテ(Levante)に勝利したことで暫定的に5位に順位を落としていたレアルだが、この勝利で欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場権が与えられる4位を維持した。

 レアルは前半23分にアドリアン・ロペス(Adrian Lopez)に先制点を許したが、その後にギャレス・ベイル(Gareth Bale)とナチョ(Jose Ignacio Fernandez Iglesias 'Nacho')が2得点ずつ、さらにルカ・モドリッチ(Luka Modric)が1ゴールを挙げて大勝し、ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督にかかる重圧を和らげた。

 ジダン監督は「必要なのはこれだった。どんな形であれ、今季はホームで7得点するようなことがなかった。大満足だし、ほっとした」と語った。

 20日の試合で3位バレンシア(Valencia CF)が2人の退場者を出すなどしてラス・パルマス(UD Las Palmas)に1-2と敗れたため、レアルはその差を5に縮めている。(c)AFP