【1月21日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は20日、アーセナル(Arsenal)に所属するチリ代表のFWアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)との契約が間近に迫っていると明かした。

 ユナイテッドと大型契約を結ぶものとみられているサンチェスは、プレミアリーグ最高給を受け取る見通しとなっている。

 ユナイテッドは移籍金3500万ポンド(約53億6000万円)を支払うと報じられており、20万ポンド(約30億円)はアーセナルに、1500万ポンド(約23億円)はサンチェスの代理人を務めるフェルナンド・フェリチェヴィッチ(Fernando Felicevich)氏に支払われるものとみられている。

 また、サンチェス移籍の条件としてユナイテッドから放出されるヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)は、アーセナル行きに合意したと伝えられている。

 1-0で勝利したこの日のバーンリーFC(Burnley FC)戦後、モウリーニョ監督は英BBCに対し「彼が来るかという問いには、私はそう思うと答えるが、確認はしていない」とコメントしている。

 一方、アーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、4-1で勝利したクリスタルパレス(Crystal Palace)戦後にサンチェスの売却が間近に迫っていると話した。ベンゲル監督はこの日、移籍に向けてマンチェスター入りしたサンチェスをメンバー外としている。

「マンチェスター・ユナイテッド移籍の問題で彼を選外とした。北に向けてドライブをしながらサッカーをするのは不可能だ」

「移籍は実現するだろう。48時間以内に決まる」と明かしたベンゲル監督は、ムヒタリアンの加入がサンチェス放出の条件であることを認めている。

「実現させるには一つの方法しかない。あちらから移籍してくる場合だ。一線を越えない限りそれが起きるとは言えない。交渉は長くなっており、より緊張感も増している。だがもし賭けたいのであれば、起こるだろう」

 4年半の契約を結ぶ見通しのサンチェスは、週給35万ポンド(約5400万円)に加え、10万ポンド(約1500万円)の肖像権収入を得るものとみられている。(c)AFP