【1月20日 AFP】開幕まで3週間を切った平昌冬季五輪への北朝鮮の参加をめぐり、韓国と北朝鮮が合意し、詳細な内容を詰めるため、国際オリンピック委員会(IOC)の主催で両国のオリンピック委員会と大会組織委員会の4者会談がスイスのローザンヌで始まった。

 韓国と北朝鮮は、開会式で統一旗を掲げて合同入場するほか、アイスホッケー女子への南北合同チームでの出場、北朝鮮の550人の代表団派遣など、重要事項についてはすでに合意に至っている。

 朝鮮半島(Korean Peninsula)を二分する非武装地帯(DMZ)からわずか80キロの距離にある韓国の平昌で開催される五輪に北朝鮮が参加することは、北朝鮮による核実験や弾道ミサイルの試射などをめぐり緊張が高まったこの数か月間で外交的に大きな成果と言える。

 IOCはこれから、韓国と北朝鮮が合意した内容を承認し、五輪の原則を損なわずにそれらの内容を実現するために尽力していくことになる。(c)AFP