【1月21日 AFP】17-18スペイン1部リーグは20日、第20節の試合が行われ、ビジャレアル(Villarreal CF)はレバンテ(Levante)に2-1で勝利した。これによりレアル・マドリード(Real Madrid)はトップ4から陥落しており、ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督にかかる重圧は増している。

 同日の試合では、2人退場者を出したバレンシア(Valencia CF)がラス・パルマス(UD Las Palmas)に1-2で敗れ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)はジローナ(Girona FC)と1-1で引き分けている。アトレティコが引き分けたことにより、21日の試合で首位FCバルセロナ(FC Barcelona)が勝利した場合、2位との勝ち点差は11となる。

 前節敵地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)でレアルから初勝利を挙げたビジャレアルは、前半26分にマヌ・トリゲロス(Manu Trigueros)のPKで先制すると、後半にはレアル・ユース出身のデニス・チェリシェフ(Denis Cheryshev)がリーグ戦では約2年ぶりとなるゴールを決めて2-0で勝利した。これによりビジャレアルは、暫定ながらもレアルを抜いて4位に浮上している。

 RCDエスパニョール(RCD Espanyol)を3-0で下し、2017年末に指揮官に就任したヴィンチェンツォ・モンテッラ(Vincenzo Montella)監督の下でリーグ戦初白星を挙げたセビージャFC(Sevilla FC)は、勝ち点32でレアルと並んでいる。

 レアルがトップ4入りを最後に逃したのはジダン監督が選手として加入する1年前の2000年で、同年にはチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)を制覇している。

 現時点で上位陣より消化試合が二つ少ないレアルは、21日にデポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)と対戦する。

 アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が6試合ぶりのゴールを決めたアトレティコだったが、ジローナに追いつかれてバルセロナに独走するチャンスを与える結果となった。

 アトレティコが本拠地ワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)で引き分けたため、バルセロナと2位の勝ち点差は8となっており、21日にレアル・ベティス(Real Betis)に勝利すればバルセロナのリーグ優勝はほぼ間違いないものとなる。(c)AFP