【1月20日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のシャルケ04(Schalke04)は19日、ドイツ代表MFのレオン・ゴレツカ(Leon Goretzka)が、自由移籍で来シーズンからバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に加入すると発表した。

 シャルケのクリスティアン・ハイデ(Christian Heide)スポーティング・ディレクター(SD)は、「レオン・ゴレツカが今週初めに退団希望の旨、そしてバイエルンへの加入を申し出た。われわれはレオンの引き留めに全力を尽くした」とコメントした。

 バイエルンは同日、22歳のゴレツカが18日にメディカルチェックを完了させ、2022年6月30日までの契約にサインしたと明かしている。

 ゴレツカの獲得競争にはイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)やスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)、イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)なども名乗りを上げていたが、バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)社長は「海外クラブとの競合にもかかわらず、レオン・ゴレツカがバイエルンに加入する決断を下してくれて非常に満足だ」と語っている。

 ゴレツカは、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の出場権獲得となるリーグ4位以内、そしてドイツカップ(German Cup 2017-18)制覇を置き土産にすると誓っている。

「皆さんを落胆させてしまうかもしれないけれど、私を少しでも知っている人は、これまで通り、自分がすべてをささげていくことを分かってくれている」

「シャルケをチャンピオンズリーグに押し戻し、5月19日にドイツ杯を制覇したい。シャルケでの5年間は心と記憶にしっかりと残るだろう」

 2013年にVfLボーフム(VfL Bochum)から加入後、ゴレツカはシャルケで130試合に出場し19得点を挙げた。中盤の底やサイドアタッカー、あるいは攻撃的MFとしてもプレーできるゴレツカの汎用(はんよう)性はバイエルンの戦力となるだろう。

 ドイツ代表としては12試合に出場して6得点を挙げており、昨年のコンフェデレーションズカップ(Confederations Cup 2017)では優勝に貢献した。(c)AFP