【1月20日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)は19日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-1、6-3、6-1で第28シードのダミアー・ジュムホール(Damir Dzumhur、ボスニア・ヘルツェゴビナ)を退け、4回戦に進出した。

 わずか5ゲームを落とすのみと今大会での好調ぶりを継続したナダルは、1時間50分でストレート勝ちを収めた。

 昨年大会の決勝でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に敗れたナダルは、今季初の四大大会(グランドスラム)を前に膝の状態が疑問視されていたが、勝利した3試合では21ゲームしか落としていない。

 21日の4回戦でナダルは、第24シードのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)と対戦する。

 ナダルは試合後、「3回戦で6-1、6-3、6-1というのはいつだって素晴らしい結果だ。ここでしっかりとした準備をすることができたと思う。良いプレーができていると感じている。それだけだ。まっとうにやっているから4回戦に進んだ。どこまで行けるか様子をみてみよう」と語った。

 アンフォーストエラーを18本に抑え、ブレークを許したのも1度だけだったナダルは、全豪での通算戦績を54勝11敗に伸ばしている。

 一方、第6シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)は7-6(7-4)、6-3、7-6(7-4)でライアン・ハリソン(Ryan Harrison、米国)を退け、7年ぶりとなる全豪16強入りを果たした。

 元全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)覇者のチリッチは、4回戦で第10シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)と相まみえる。

 またイタリアのアンドレアス・セッピ(Andreas Seppi)は、イボ・カルロビッチ(Ivo Karlovic、クロアチア)との3時間51分に及ぶフルセットの試合を制して4回戦に駒を進めた。

 6-3、7-6(7-4)、6-7(3-7)、6-7(5-7)、9-7という長丁場を制して2年連続の4回戦進出を決めたセッピは、次戦でカイル・エドモンド(Kyle Edmund、英国)と対戦する。(c)AFP