【1月20日 AFP】2017-18アルペンスキーW杯は19日、オーストリアのキッツビューエル(Kitzbuehel)で男子スーパー大回転の第4戦が行われ、アクセル・ルンド・スビンダル(Aksel Lund Svindal、ノルウェー)が今季3勝目にしてW杯通算35勝目を挙げた。

 2年前にシーズン絶望となる大けがをした同地で見事な復活勝利を飾り、来月開催される平昌冬季五輪に向けて絶好のタイミングで調子を整えたスビンダルは、自身のインスタグラム(Instagram)に歓喜している自身の写真を投稿し、「キッツビューエルでの格別なレース。良い結果に:):)(笑顔の意味)」とつづった。

 キッツビューエル大会ではこれまでスーパー大回転を2度制していた実績を持つ35歳のスビンダルは、柔らかい雪を保存するために後半の3分の1が短縮されたシュトライフ(Streif)のコースで1分30秒72のタイムをたたき出し、チームメートのチェーティル・ヤンスルード(Kjetil Jansrud)を0秒50差の2位に抑えた。

 ヤンスルードもスビンダルと一緒に笑顔の写真を投稿し、「やったぜ!アタッキングバイキングス(#attackingvikings)が絶好調だ」と喜んだ。

 ソチ冬季五輪の滑降金メダリストで昨年大会のスーパー大回転覇者であるマティアス・マイヤー(Matthias Mayer、オーストリア)は、アルペン3大クラシックレースのひとつである2014年のハーネンカムレース(Hahnenkamm race)で滑降を制した同胞のハンネス・ライヘルト(Hannes Reichelt)をわずか0秒01差でかわし、スビンダルとは0秒56差で表彰台に上った。(c)AFP/Luke PHILLIPS