【1月19日 AFP】(更新)ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)の観光名所コパカバーナビーチ(Copacabana Beach)で18日、車が遊歩道に突っ込み、当局によると乳児1人が死亡、17人が負傷した。運転していた男は車内で発作を起こしたと供述しているという。

 現場では負傷者が応急処置を受ける傍らに、フロントガラスが粉々になり車体正面が陥没した黒い車が放置されていた。

 市の保健当局者によると、車との衝突により生後9か月の女児が死亡し、17人が負傷したという。また警察当局は、運転していた男が「車のコントロールを失い、遊歩道に乗り上げた」としており、事情聴取を進めていると認めた。

 リオデジャネイロの軍警察当局はAFPの取材に対し、「運転していた男は発作を起こしたと語っており、車内からは抗てんかん薬が見つかった」と明らかにした。

 事故発生時は、夏の休暇を楽しむ観光客など、多くの人が遊歩道を行き来していたという。ビーチの飲食店で働くロベルト・ミゲル(Roberto Miguel)さんは事故直後の様子について、「けがをした男の子がいて、おそらく脚が折れていた」「また男性1人が気を失い、もう1人男性の脚が折れていた。脚が血だらけの女性もいた」と語った。(c)AFP