【1月20日 CNS】中国・甘粛省(Gansu)はこの1年、国外での中国医学機関の設立と奨励政策に特に力を入れてきた。同省衛生・計画生育委員会によると、漢方医学の国外普及の推進に伴い、国外から同省へ漢方医学や漢方薬品の輸出方法などを学びに来る留学生が増えたという。

 同省は2013年11月、漢方の教育機関として「岐黄中医学院」第一校をウクライナに設立した。続いてフランス、ニュージーランド、キルギス、ハンガリーなどで学校や漢方医学センターを設立するなど、「一帯一路(One Belt One Road)」沿線国との提携に注力している。現地語で教材やアプリも作成している。現在は、「一帯一路」沿線国からの留学生67人が、甘粛省の大学・大学院で漢方医学を学んでおり、このほかに海外からの研修医は123人いるという。

 国外の漢方医療機関で診療を受けた患者は、昨年1年間で1万3681人。漢方医学を学んだ医師は158人、海外で登録された漢方製剤は96種類、漢方薬原材料の輸出総額は3020万元(約5億2201万円)に上った。漢方産業は甘粛省の経済成長と脱貧困への新たな希望となっている。

 ウクライナの国立医科大学で鍼灸(しんきゅう)学を教えるアレクサンダー教授は、「漢方医学はこの5年の間でウクライナの国民にも普及、流行しており、医療現場にも取り入れられている」と話した。(c)CNS/JCM/AFPBB News