【1月18日 AFP】英下院は17日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)に向けた主要法案を賛成324反対295で可決した。法案は上院(貴族院)での審議に移る。

 同法案は、英国のEU加盟を定めた1972年の法律を破棄し、過去40年の間に導入されてきたEU法を国内法に置き換えるもの。

 下院では数週間の審議を経て可決に至ったが、今月30日からの上院の審議では、議員らがさらなる変更を主張する可能性がある。また英政府は引き続き、スコットランドやウェールズの地方自治政府からの反対にも直面している。

 テリーザ・メイ(Theresa May)首相率いる少数与党政権は、来年3月のEU離脱に向けて複数の法案を可決させる必要があり、今回の法案はその中の一つにすぎない。(c)AFP/Alice RITCHIE