【1月17日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)は17日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第2シードのキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)は3-6、6-2、7-5でヤナ・フェット(Jana Fett、クロアチア)を下し、3回戦へ駒を進めた。

 四大大会(グランドスラム)初優勝を狙うウォズニアッキは、最終セット1-5と土壇場の状況からマッチポイントを2本しのぎ、試合時間2時間31分の末にロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で逆転勝ちを収めた。

 多くのシード選手がすでに姿を消したボトムハーフで早期敗退のリストに名前が乗る寸前まで追い詰められたウォズニアッキは試合後、「クレイジーだった。どうやって盛り返したか覚えていない。彼女は自信をもってショットを打ってきたし、失うものもなかった」と振り返った。

 それでもキャリア最大の勝利が目前に迫った世界ランキング119位のフェットの緊張が高まると、そこから9ポイント連取するなど、最後は6ゲーム連続で奪取した元世界1位は「経験が物を言った」「彼女は5-1になった場面で何が起ころうとしているのか突如として理解したようだった。そこからは自分から攻撃し、それに付け入るだけだった」と話した。

 第5シードのヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)をはじめ、第10シードのココ・バンダウェイ(Coco Vandeweghe、米国)らシード勢が敗退し、多くの選手に上位進出の可能性が出ているボトムハーフに入っているウォズニアッキは次戦、キキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)と二コール・ギブス(Nicole Gibbs、米国)の勝者と対戦する。

 また、1回戦でヴィーナスを撃破していたベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)は、同日行われた試合でタイのルクシカ・クムクム(Luksika Kumkhum)に敗れ、大会から姿を消している。(c)AFP