【1月17日 AFP】ダカールラリー(Dakar Rally 2018)は16日、第10ステージが行われ、プジョー(Peugeot)のステファン・ペテランセル(Stephane Peterhansel、フランス)がステージ優勝を飾り、総合2位にまで順位を戻してきた。

 二輪と四輪を合わせて史上最多13回のダカール制覇を果たしているペテランセルは、これで総合首位に立つチームメートのカルロス・サインツ(Carlos Sainz、スペイン)とのタイム差を50分35秒に縮めている。

 一方、2010年にこちらもダカールを制しているサインツは、スタート時点で総合2位のトヨタ(Toyota)のナセル・アルアティア(Nasser Al-Attiyah、カタール)に1時間近い差をつけていたため、この日は安全第一で走り切った。

 アルアティアはマシントラブルで大きく時間を費やし、ペテランセルと1時間12分46秒差の3位に順位を落とした。

 二輪部門では、総合首位に立っていたヤマハ(Yamaha)のアドリアン・ファン・ビベレン(Adrien Van Beveren、フランス)がスペシャルステージ(競技区間)の残り3キロでクラッシュし棄権。総合優勝の夢が潰えた。「意識がもうろうと」していたためヘリコプターで搬送されたビベレンは、鎖骨を折り、胸と背中も痛めている。

 この結果、KTMのマティアス・ウォークナー(Matthias Walkner、オーストリア)が総合首位に浮上。ウォークナーはハスクバーナ(Husqvarna)のパブロ・キンタニージャ(Pablo Quintanilla、チリ)に11分35秒差をつけてステージを制している。(c)AFP