【1月17日 AFP】サッカーアルゼンチン代表のレジェンド、ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏の一家で、結婚式を控えた娘と現在の妻の確執をきっかけに家族同士の修羅場が発生しているのかもしれない。

 マラドーナ氏は娘のダルマ(Dalma Maradona)さんが4月に結婚を控えているが、そのダルマさんが義理の母親であるロシオ・オリバ(Rocio Oliva)さんを披露宴に招待していないようだ。アルゼンチンでは家族間のいさかいは珍しくないが、この一家の家庭内対立は話題を呼んでいる。

 現在アラブ首長国連邦(UAE)のアルフジャイラSC(Al Fujairah SC)で指揮を執るマラドーナ氏は「私の妻はロシオだ。彼女が呼ばれていないなら私も行かない。父親が娘の結婚式に出ないのは、世界でこれが初めてでも最後でもない」と話し、その口ぶりからはすでに心は決まっているようにもみえる。

 マラドーナ氏は2017年10月、結婚式について「私としては非常につらい。タトゥーを入れるくらい娘を愛しているんだ。ジャンニーナ(Giannina Maradona)やほかの子どもたちもそう。心が痛いが決断せざるを得なかった。ほかに選択肢はなかった」と話し、未来の花嫁と花婿に対して先手を打っていた。

 W杯で活躍したサッカー界のスターは、長年連れ添ったクラウディア・ビジャファーニェ(Claudia Villafane)さんとの間にダルマさんとジャンニーナさんという2人の娘をもうけ、ほかに複数の女性の3人の子どもを認知している。(c)AFP