【1月17日 AFP】イングランドFAカップ(FA Cup 2017-18)は16日、3回戦の再試合が行われ、レスター・シティ(Leicester City)は2-0でフリートウッド・タウン(Fleetwood Town FC)に勝利し、4回戦に進出。2得点目はリプレーを使って認められ、レスターは英国で初めてビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)システムの恩恵を受けたチームとなった。

 レスターは後半32分、リヤド・マフレズ(Riyad Mahrez)のパスにケレチ・イヘアナチョ(Kelechi Iheanacho)が反応してネットを揺らしたが、最初はオフサイドと判定された。しかし、VARのマイク・ジョーンズ(Mike Jones)審判が攻撃の場面を確認したところ、イヘアナチョはギリギリでオンサイドだったとわかったため判定は少し後に変更となり、ジョン・モス(Jon Moss)主審はゴールを認めた。

 VARのシステムは、1月の同じFAカップ3回戦のブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)対クリスタルパレス(Crystal Palace)戦で初めて使用され、続けてフットボールリーグカップ(England Football League Cup 2017-18)のチェルシー(Chelsea)対アーセナル(Arsenal)戦でも使われたが、実際に判定が覆るのはこれが初めてだった。

 イヘアナチョは「あの瞬間はオンサイドかオフサイドかわからなかったけど、今は完全にオンサイドだと思っている。ゴールを決めることに集中していたし、オフサイドかどうかは考えなかったけど、リヤドはオンサイドだと言っていた。判定にはちょっとだけ待たされた」とコメント。エースのジェイミー・バーディー(Jamie Vardy)は「彼は2得点を記録した上に、VARが機能することを証明した」とつけ加えた。(c)AFP/Steven GRIFFITHS