【1月17日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は、中国の習近平(Xi Jinping)国家主席との電話会談で、対中貿易赤字が拡大し続けていることに遺憾の意を示し、現状は「持続不可能」だと指摘した。ホワイトハウス(White House)が16日、発表した。

 ホワイトハウスは声明で、トランプ大統領が電話会談で「米国の対中貿易赤字が膨らみ続けていることへの失望を表明した」ことを明らかにした。中国側が12日に出した統計によると、米国の対中貿易赤字は昨年10%増えて2758億ドル(約30兆5000億円)に到達している。

 声明ではさらに、朝鮮半島情勢について両首脳が「南北対話の再開を評価し、北朝鮮の破壊的行為に変化が生まれる可能性に期待を示した」と発表。だがトランプ氏は同時に「北朝鮮に非核化を約束させるため、圧力を最大化していく米主導の世界的な取り組みを維持する構えを示した」という。(c)AFP