【1月16日 CNS】米アップル(Apple)は10日、中国国内の「iCloud(アイクラウド)」サービスの運用を2月28日から雲上貴州大数据産業発展(Guizhou-Cloud Big Data Industry DevelopmentGCBD)に移管すると発表した。メールと通知サービスを通して、中国のユーザーに周知させていくという。

 アップルによると、今回の移管は国や地域の設定が中国になっている「Apple ID(アップルID)」が対象。移管により、中国でのiCloudの速度や信頼性を向上させていく素地が固まるとしている。

 アップルと貴州省(Guizhou)政府は2017年7月、アップルにとっては中国で初めてで唯一となるデータセンターを建設すると発表している。同社が技術ノウハウを提供し、GCBDが運営する。投資総額は10億ドル(約1109億円)に上る。

 GBCD産業発展処の李振軍(Li Zhenjun)処長によると、データセンターは現在建設中で、完成の見通しは2020年。(c)CNS/JCM/AFPBB News