【1月16日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)は16日、男子シングルス1回戦が行われ、肘の故障から復帰を果たした四大大会(グランドスラム)通算12勝のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が快勝で初戦突破を決めた。

 全豪オープンで6度の優勝経験を誇り、今大会には見慣れない第14シードで臨んでいるジョコビッチは、マーガレット・コート・アリーナ(Margaret Court Arena)でドナルド・ヤング(Donald Young、米国)に6-1、6-2、6-4でストレート勝ち。試合時間は1時間51分だった。

 元世界ランキング1位のジョコビッチにとっては、この日が6か月ぶりの公式戦となったが、1時間51分を要した試合では好調な仕上がりを見せ、ガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)とハウメ・ムナル(Jaume Munar、スペイン)の勝者と対戦する2回戦へ駒を進めた。

 試合を通して33本のウイナーを記録した一方、アンフォーストエラーの数は27に抑え、ヤングのサービスゲームを6度ブレークしたジョコビッチは試合後のオンコートインタビューで「(復帰の場として)オーストラリアを上回る場所はない。ここでのプレーは最高だ」と語った。

「公式戦がない時期が長く続いたが、家族とできるだけ充実した時間を過ごしてきた。適切な強度をもってスタートを切りたいと思っていたし、それができた。最初の数セットは完璧なテニスだったが、第3セットはドナルドも巻き返してきた」 (c)AFP