【1月16日 AFP】韓国で16日、徴兵された一般兵士の月給がこれまでの2倍近くに増額された。ただ依然として国内の最低賃金を大幅に下回ったままとなっている。

 今回の改定により、二等兵の月給は16万3000ウォン(約1万7000円)から30万6100ウォン(約3万2000円)に引き上げられ、一等兵や兵長の月給も同じように増額されたが、この金額は同国の最低賃金である時給7530ウォン(約780円)をはるかに下回る。

 文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-In)大統領は2022年までに徴集兵の給料を最低賃金の半分まで増額すると公約していた。

 また今回の改定で、公務員の給料は平均2.6%増となり、文大統領の年収も2.27%増の2億2500万ウォン(約2350万円)となった。

 韓国では、18歳から35歳までの健康な男性は全員、2年間兵役に就く義務がある。そのほとんどは20代前半で、現役兵69万人の多くを占める。(c)AFP