【1月17日 CNS】2月15日から始まる中国の春節(旧正月、Lunar New Year)前の列車切符の予約販売が、ピークを迎えている。

 上海鉄道局の統計によると、上海市(Shanghai)、江蘇省(Jiangsu)南部、浙江省(Zhejiang)北部とその近隣海域を含めた長江デルタ地域間の春節前8日間(2月1~8日)の切符は、現時点で299万8000枚売り出されている。

 帰省ラッシュは、長江デルタ地域から四川(Sichuan)、貴州(Guizhou)、雲南(Yunnan)省などの中国西南部方面が今月20日ごろから、北方のハルビン市(Harbin)や西安市(Xi'an)、長沙市(Changsha)、懐化市(Huaihua)方面への利用客は、2月1日ごろからピークを迎えると予想される。ほかの地域は、春節1週間前の7日ごろから全国的にピークを迎えるとみられる。また、長江デルタ地域区間内の移動は比較的平穏とみられる。

 上海鉄道局は、期間中に切符を購入できないといった問題を改善する緩和策にも取り組んでいる。長江デルタ地域から中国西南部方面への旅行客には帰省ピークを前倒しするよう勧めるほか、臨時便の増加や車両の増設した便を運行するなど計画している。(c)CNS/JCM/AFPBB News