【1月16日 AFP】インドネシアの首都ジャカルタにある証券取引所で15日、吹き抜け回廊がロビーに崩落した。警察によると、少なくとも75人が負傷したという。

 崩落したのは中2階の一部で、ガラスや金属、その他の資材が1階の床に落下。負傷者らはがれきが積もる建物内から担架で運び出された。

 ジャカルタ市警報道官は、今回の床崩落は事故であり、爆発によるものではないと発表。

 その一方、国家警察報道官はAFPに対し、負傷者数は75人と明かした。現時点で死者は報告されていない。

 事故原因は、今のところ明らかになっていない。証券取引所の広報担当者の話では、午後には通常の取引が行われたという。

 建物内にいたメトロTV(Metro TV)の記者によると、回廊の崩落は正午(日本時間午後2時)過ぎに発生し、「大きな音を聞いて中にいた人たちがすぐに外へ避難していた」と語っている。

 同取引所はジャカルタ市内の中心部にあり、ウェブサイトによると世界銀行(World Bank)の現地オフィスが同じ建物内にある。(c)AFP/Bagus SARAGIH