【1月15日 AFP】(更新)アラブ首長国連邦(UAE)の航空当局は15日、バーレーンに向かっていた同国の旅客機をカタールの戦闘機が「妨害した」と非難する声明を発表した。ただ、これまでのところ詳細はわかっていない。

 UAEの国営メディアは航空当局の声明として、「複数のカタール戦闘機が(バーレーンの首都)マナマに向かっていたUAEの民間機を妨害した」と報じ、「民間航空の安全に対する目に余る脅威で、国際法の明白な違反」だと伝えた。

 UAEは昨年6月にカタールと断交したアラブ諸国4か国のうちの一つ。4か国はカタールがイスラム過激派およびイスラム教シーア派(Shiite)国家イランとつながっていると主張しているが、カタール側は否定している。

 また妨害を受けたのは定期便で、必要な書類等は全てそろっていたという。

 バーレーン行きの航空便を運航しているUAEの航空会社は、エミレーツ航空(Emirates Airline)、エティハド航空(Etihad Airways)、フライドバイ(FlyDubai)、エア・アラビア(Air Arabia)の4社だが、AFPの取材に対して各社の広報担当者らは、報道についての確認を避けた。

 その一方、カタール外務省報道官はツイッターに、「カタールの戦闘機がUAEの民間機を妨害したとの主張は完全な虚偽であると、カタール国は発表する」と投稿した。(c)AFP