【1月15日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)は15日、女子シングルス1回戦が行われ、四大大会(グランドスラム)通算7勝を誇る大会第5シードのヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)はスイスのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic)にストレートで敗れ、早くも大会から姿を消した。

 前回準優勝のヴィーナスは、世界ランキング78位のベンチッチに3-6、5-7で敗戦。この結果、第1子を出産した妹のセレーナ(Serena Williams、米国)は今大会を欠場しているため、全豪オープン2回戦にウィリアムス姉妹がいないのは1997年以来となった。また、当時はシュティフィ・グラフ(Steffi Graf)氏が世界ランク1位に君臨していたが、現在20歳のベンチッチはまだ生まれる2か月前だった。

 一方、前回大会はセレーナの前に初戦敗退となった20歳のベンチッチは試合後、「もう少し簡単な相手と戦いたかった」「小さい頃にテレビを見ていた時は、彼女たちと対戦するなんて思いもしなかった」と話し、2年連続のタフな初戦へ向けて気を引き締めていたと明かした。

 14歳の時にWTAデビューを果たしたベンチッチにとっては、これが2012年に初対戦したヴィーナスから初勝利。しかし、元世界7位のベンチッチは今季、ロジャー・フェデラー(Roger Federer)と組んで出場した男女混合国別対抗戦、第30回ホップマンカップ(Hopman Cup XXX)で優勝するなど、好調でメルボルン入りしていた。

 この日はヴィーナスに加え、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)女王のスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens)と前回大会4強のココ・バンダウェイ(Coco Vandeweghe)の初戦敗退も決まっており、米国勢にとっては悪夢のような一日となっている。(c)AFP/Daniel HICKS