【1月15日 AFP】サッカースペイン代表で、同国1部のセルタ(Celta de Vigo)に所属するイアゴ・アスパス(Iago Aspas)が、14日に行われた試合でレバンテ(Levante)に所属するコロンビア人MFジェフェルソン・レルマ(Jefferson Lerma)に対し、人種差別的な侮辱を行ったとして非難を受けている。

 beINスポーツ(beIN Sports)に対しレルマは、「カメラの前で訴えさせてもらいたい。私はこういった人種差別的行為が起こるべきではないと考えている。アスパスは私を『クソ黒人』と呼んだ。あってはならないことだ」とコメントした。

 レルマはまた、この件について試合を裁いた審判に伝えたものの、気に留めることもなかったと明かした。

「責務を負うのは私ではなくて審判だ。とはいえ、私の心に影響を与えているのだし、こういったことはあってはならない」

 レバンテはレルマのために立ち上がり、「選手を全面的に擁護し、サッカー界から人種差別的な行為を排除したい」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 一方でアスパスは、クラブのウェブサイト上で非難を否定する声明を発表した。

「ピッチ上での発言はピッチ上にとどまる。だから、彼が私に言ったことについては繰り返すことはしない。とにかく、私がそう呼んだと彼が言っている言い方で彼を呼んではいない」 (c)AFP