【1月15日 AFP】ペルー南部で14日、マグニチュード(M)7.3の地震が発生し、当局によると少なくとも2人が死亡、65人が負傷した。

 米地質調査所(USGS)によると、震源は南部アレキパ(Arequipa)州の沿岸都市アカリ(Acari)から31キロ離れた太平洋沖。

 地元当局によれば、地震が直撃した沿岸部では日干しれんがでできている家屋が倒壊した。ペルー国家防災庁(National Civil Defense Institute)は「アレキパ州で2人が死亡したほか、これまでに65人が負傷したと報告されている」と発表した。

 同庁によると、軍用機がテントなどの救援物資を被災地に届けている。

 地震は同日午前4時18分(日本時間同午後6時18分)ごろ発生。ペルー海軍および米ハワイにある太平洋津波警報センター(Pacific Tsunami Warning Center)によると、この地震による津波の心配はない。

 ペルー政府の2014年の統計によれば、国内の家屋の47%に相当する360万戸が粘土や石、木材などの地震に弱い建築材料で建てられている。(c)AFP